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ラッパーNas(ナズ)はアルバム”Illmatic”を賞賛されることに疲れたらしい

   

クイーンズのリリシストNas(ナズ)が1994年にリリースしたデビューアルバム『Illmatic/イルマティック』

DJプレミア、ラージプロフェッサー、ピートロック、QティップといったNYの最高のプロデューサー陣が参加したこの作品は、彼らのセンスの良いサンプリング手法を楽しむことができる。また、当時若干20歳のナズのリリックは、若者がストリートで生きる過酷さをストレートに感じることができるものだった。ヒップホップ史上最高傑作と言われるこのアルバムは、リリースから25年経った現在でも賞賛されている。

しかし、ナズ本人は賞賛されることに疲れたと語っている。

“祝うことに疲れてしまったんだ。本当に感謝しているよ。でもこれは独り歩きし始めている。5年前には20周年記念を記念してワシントン・ナショナル交響楽団とライブをしたんだ。それから5年が過ぎたけど、これは時間を尋ねていないのに、どのくらい経過したかを示してくれるカレンダーのようなものだ”

“今年は『Illmatic』の為に別の交響楽団とライブをしたんだ。別の賞ももらった。本当に感謝しているよ。とてもクレイジーさ。だけど、10枚ものアルバムを作成してきたし、ずっとやってきた。それなのに1枚のアルバムだけを祝うのは違うと思う。もう祝うことはしたくないんだ。もう済んだ。今まで評価してくれてありがとう。でももうこれで終わりだ”

ナズは現在でも活動し続けるアーティスト。リリースする全ての作品はドープなものばかりだ。昨年にはカニエ・ウェストとコラボしたアルバム『Nasir』をリリース。今年7月には未発表曲を集めたアルバム『The Lost Tapes 2』をリリースしている。ナズが今までリリースしてきた名曲の数々を、たまには聴き返してみてはいかがだろうか。

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