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ケンドリック・ラマーのアルバム『DAMN.』に収録されている「PRIDE.」はiPhoneでレコーディングされた!?

   

4月14日にリリースされたKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)による4作目となるアルバム『DAMN.』が世界を揺るがしている真っ最中だが、そのアルバムの7曲目に「PRIDE.」という曲が収録されている。

このメロウなビートは、2015年にリリースしたアルバム『Ego Death』がグラミー賞にノミネートしたソウルバンドThe Internet(ジ・インターネット)に所属するギター担当のSteve Lacy(スティーブ・レイシー)によるものである。そして驚きなのが、この曲のレコーディングの一部をiPhoneで行ったという事だ。彼が使用しているのは“iRig”というコンパクトサイズのオーディオインターフェイスだ。これをiPhoneに接続し、楽器や自身の歌声を録音するといったシンプルなもの。確かに昔に比べれば機材の音質レベルは格段に違う為に、iPhoneでレコーディングしたという事実を知らなければ、きっと誰もが高価な機器を使用して制作したんだと思うだろう。要は高価な機材有りきの制作ではなく、アーティストの音楽家としての創造性やスキルなどが肝心なんだと改めて感じさせてくれる。また、このシンプルなレコーディングによって手元で簡単にやり直しや編集が可能なので、機材やソフトを操作する時間を短縮する事ができ、より演奏に集中する事ができるメリットもあるのだろう。

スティーブ・レイシーが今回のケンドリック・ラマーの「PRIDE.」に参加する事が出来たのは、彼の友人であるDJ Dahi(DJダヒ)が二人の仲介役として居てくれた事が始まりらしい。ある時、スティーブ・レイシーが自身とAnna Wise(アンナ・ワイズ)と共演した「Wasn’t There」をケンドリック・ラマーに聞かせる事ができ、気に入ってくれたケンドリック・ラマーはお互いの連絡先を交換したようだ。その後、スティーブ・レイシーは何度かケンドリック・ラマーとスタジオにて演奏する事を望んだが、相手がアルバム制作で忙しく、それは叶う事が出来なかったようだ。それから数ヶ月の沈黙の後、アルバムがほぼ完成したという事を聞いたスティーブ・レイシーは、ケンドリック・ラマーに”アルバムに収録する曲は決まった?”とメールしたところ、”「Wasn’t There」をアルバムで使わせてもらうことに決まったよ”と返信があり、見事スティーブ・レイシーのビートが採用される事となったようだ。

スティーブ・レイシーがiPhoneとiRigを使って制作している映像も公開されているのでチェックしてみて欲しい。

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