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James Brown(ジェイムス・ブラウン)の最高傑作アルバム『Hell』。ヒット曲「My Thang」を収録

   

Hell

現在の音楽シーンに大きく影響を与えたファンク界のゴッドファーザーJames Brown(ジェイムス・ブラウン)が、彼の最高潮と呼ばれる1974年にリリースしたアルバム『Hell』

このアルバムは説明するよりも聴いてもらった方が一番わかり易いと言えるほど、有名曲ばかりを収録した捨て曲無しの最高傑作。また、このアルバムは多くのサンプリングネタを収録している事でも有名である。

まず1曲目の「Coldblooded」は、The Notorious B.I.G.(ザ・ノトーリアスBIG)のクラシック曲「Gimme the Loot」で使用されている他、曲の冒頭部分を聴いて”ハッ!”とするツウな人もいると思うが、日本語ラップの創世記を築き上げた伝説的なグループであるマイクロフォンペイジャーも使用している。

そして3曲目の「My Thang」は、ジェイムス・ブラウンの代表曲の一つでもあり、当時のR&Bチャートにて見事1位を獲得した大ヒットソング。Lords of the Underground(ローズ・オブ・ジ・アンダーグラウンド)の「Funky Child」やUltramagnetic MC’s(ウルトラマグネティックMCズ)の「Poppa Large」、Big L(ビッグL)の「Street Struck」にて使用されている。

ジェイムス・ブラウンの多くの曲は、ヒップホップシーンの90年代にサンプリングされている事が多いのだが、13曲目の「Don’t Tell a Lie About Me and I Won’t Tell the Truth on You」は最近の利用率が多い。Jay Z(ジェイZ)とKanye West(カニエ・ウェスト)による「No Church in the Wild」や、つい先日にリリースされ話題沸騰中であるKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の「The Heart Part 4」にて使用されており、そのお陰でこのアルバムが今また注目されている。

最後に収録された約14分にも及ぶ「Papa Don’t Take No Mess」は、皆大好きBiz Markie(ビズ・マーキー)の「Vapors」や、Mary J. Blige(メアリーJブライジ)の「You Don’t Have to Worry」にて使用されている。

これだけ見ても十分すぎるほど濃い〜内容となっている。また、ファンクのみならずポップな曲もあるが、中にはジャズの要素を取り入れたりした実験的な曲もある。とにかく全音楽ファンにとって最重要アルバムなのは間違いない!マスト!!!

 - Soul/Funk/Jazz