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ラッパーCommon(コモン)の必ず知っておきたい代表曲10選

      2016/10/23

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ラッパーだけではなく、ターミネーター4やスーサイド・スクワッドなどの映画俳優としても有名なシカゴ出身のアーティストCommon(コモン)。当初はCommon Sense(コモン・センス)として活動していたが、ロサンゼルスのレゲエ・バンドに訴えられ、現在のCommon(コモン)に改名する事となった。一般的なラップのイメージと言えばドラッグや殺人、女や金といった内容が多いのだが、コモンはどちらかといえばスマートで紳士的なラップを披露する。また、黒人の権利を訴えたキング牧師などの言葉を大事にし、その意志を継いでいるようにも見える。更には「I Used to Love H.E.R.」のリリックをキッカケに西海岸を代表するラッパーIce Cube(アイス・キューブ)とビーフが勃発する事もあったが、暴力ではなくお互いがラップでバトルするなど、ラッパーとして取るべき行動を取り評価された。最近では、Drake(ドレイク)の甘ったるいラップを攻撃した「Sweet」をリリースし話題となった。

現在までに11作ものアルバムをリリースしており、近々ニューアルバムのリリースも予定しているらしいので、今後も要注目のアーティストだ。


「Go!」

2005年にリリースされた6枚目のアルバム『Be』からのサードシングル。同じシカゴ出身のKanye West(カニエ・ウェスト)がプロデュースしたこの曲は、サンプリングにLinda Lewisの1972年にリリースした「Old Smokey」を使用し、フックではカニエ自身が”go, go, go, go, go and on the count of three”と歌っている。ちなみにこの曲のスクラッチを担当しているのはカニエのツアーDJとしても活動していたA-Trakであり、ターンテーブリストの間でも話題となった。


「Ghetto Dreams feat:Nas」

クイーンズ出身のNas(ナズ)とコモンという90年代初頭から現在までシーンを牽引してきた最強タッグによる名曲。このバンギンなビートは、コモンと同じシカゴ出身のプロデューサーNo I.D.がプロデュースし、サンプリングにThe Fellowsが1967年にリリースした「Let’s Make It Last」を使用。2011年にリリースされたアルバム『The Dreamer/The Believer』に収録されている。


「Take It EZ」

1992年にリリースされた記念すべきファーストアルバム『Can I Borrow a Dollar?』からのファーストシングル。特にこのジャジーなトラックは高評価され、DJの間でもリリック無しのインストをかけたりするほどだ。サンプリングにはRasaの「When Will the Day Come」を使用。


「I Used To Love H.E.R」

数あるコモンの曲の中で、誰もがベストシングルとしてあげるのがこの1994年にリリースしたセカンドアルバム『Resurrection』に収録された「I Used To Love H.E.R」だろう。ヒップホップを女の子に例えてラップし、純粋で汚れない彼女(ヒップホップ)が、色んな野郎と付き合う事となり、利用され、いつしかドラッグやギャングスタなど中身のない事を話したがるビッチになってしまった。だから俺がどうにかしてやるよ!といった内容だ。サンプリングにはGeorge Bensonが1974年にリリースした「The Changing World」を使用。ちなみにこの「I Used To Love H.E.R」アナログレコード全盛の時代には1万円以上の高値がついて販売されていた。


「Resurrection」

1994年にリリースしたセカンドアルバム『Resurrection』に収録され、アルバムタイトルと同名のこの曲はNo I.D.がプロデュースし、彼の作品の中でもベスト候補と言われている。この美しいピアノはAhmad Jamalの「Dolphin Dance」をサンプリング。またアナログのみでリミックスが収録され、DJ Sinista(DJシニスタ)がスクラッチで参加した「Resurrection ’95」が現在でもクラシックとして、現場でもガンガンかかりまくる名曲である。


「Come Close feat:Mary J. Blige」

彼の中ではあまりヒットしなかった2002年にリリースした5枚目となるアルバム『Electric Circus』に収録されたラブソング。R&B界の大御所Mary J. Blige(メアリー・J・ブライジ)がフューチャリングし、プロデュースには当時人気だったファレルとチャドによるThe Neputunes(ザ・ネプューンズ)が担当。ミュージックビデオは必見!感動する事間違いなし。男はこれくらいの気持ちを持ってプロポーズするべきだなとしみじみ考えさせられる。


「The Light」

Bobby Caldwellが1980年にリリースした「Open Your Eyes」をサンプリンした極上ソング。プロデューサーにはデトロイトの鬼才J Dilla(ジェイ・ディラ)が担当。ジェイ・ディラの中でもトップを争う人気曲だ。2000年にリリースした4枚目となるアルバム『Like Water for Chocolate』に収録。


「Reminding Me (Of Sef) feat:Chantay Savage」

1997年にリリースしたサードアルバム『One Day It’ll All Make Sense』に収録。「I Will Survive」など90年代初頭を代表するR&BシンガーChantay Savage(シャンテイ・サヴェージ)がフューチャリングし、サンプリングにはLowrellの「Mellow Mellow Right On」と、Patrice Rushenの「Remind Me」を使用したソウルフルな曲。DJにとっても現場では使いやすい一枚。


「Glory feat:John Legend」

キング牧師の半生を描いた映画『グローリー/明日への行進』(原題はSelma)のサントラ曲。映画の内容である公民権運動と同じく“栄光を勝ち取る”事についてラップしており、フックにはJohn Legend(ジョン・レジェンド)がゴスペル調に歌いあげ、ピアノとストリングスのみというビート無しのトラックで構成されている。


「Lovestar」

11作目となるニューアルバムからの先行シングル曲。元Floetry(フロエトリー)のMarsha Ambrosius(マーシャ・アンブロージアス)と、PJことParis Jones(パリス・ジョーンズ)という女性レコーディング・アーティストが参加。Mary J. Blige(メアリー・J・ブライジ)とのコラボ曲「Come Close」にも通じる曲。











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